
セルフ脱毛グッズは様々なものがあります。その中の一つが、脱毛シートです。脱毛シートはムダ毛が気になる部分に貼るだけで簡単に処理できるもので、手軽さと使いやすさが人気を集めています。ここでは、脱毛シートを使った髭のムダ毛処理の正しい方法、使い方や注意点をまとめてご紹介します。
脱毛シート使用時の参考にしてみてください。
脱毛シートとは
脱毛グッズには様々なものがあり、シート状でムダ毛を処理できるのが脱毛シートです。ムダ毛を処理したい部分にシートを貼り付け、毛を抜きます。脱毛シートと通常のシートの違いは、毛にくっ付きやすいという点です。
通常のテープは毛と肌両方にピタっと密着しますが、脱毛シートは毛にくっ付きやすく、肌にはくっ付きにくいという特性があります。これは、脱毛シートに使用されている特殊な接着剤や独自の製法によるものです。また、一枚で広範囲の脱毛ができるという利点もあります。
脱毛シートは毛を貼り付け剥がすことで、毛根から毛を引き抜くことができます。自宅でのムダ毛処理というと、カミソリやシェービングを使う方が多いですが、これらの処理方法は肌の表面に生えている毛を剃るしかできません。
一方脱毛シートは、毛根から毛を引き抜くので、カミソリやシェービングと比べて持続時間が長いとされています。ただし、毛根から毛を引き抜く際、毛穴や周辺の肌に少なからずダメージが与えられます。商品ごとの使用方法に従い、正しく使いましょう。
髭にも使えるシートがある
脱毛シートはムダ毛が気になる腕や毛、デリケートゾーンに使う方が多いですが、近年では顔用の脱毛シートも販売されています。顔のムダ毛は意外と気にする方が多く、カミソリやシェービングでは思うような処理ができず悩みを抱えている方も少なくありません。
顔は他の部位より皮膚が薄く、刺激に弱い場所です。このため通常の脱毛シートでは肌に大きな負担となり、脱毛をしてキレイにするどころか、様々な肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。そこで開発されたのが、顔用の脱毛シートです。
皮膚が薄く刺激に弱い顔用に開発された脱毛シートは、顔の産毛やもみ上げ、そして髭処理に使えます。髭に関する悩みを持っているのは男性だけではありません。女性の中でも、元々毛の量が多い方や毛が太い方で、髭のように生えてくる口周りのムダ毛が気になるというケースは多く見られます。
男性も、近年では若い方を中心に、髭のないキレイな肌を目指している方が増加しています。このような方向けに、顔専用の脱毛シートはおすすめの方法です。顔のムダ毛処理にはカミソリやシェービングといった方法がある、というのは先述の通りですが、この二つの処理方法には問題があります。
カミソリでのムダ毛処理は、刃が直接肌に当たり、それが大きな肌ダメージとなりシワやたるみ、色素沈着を引き起こす原因となります。また、使い方を間違えると肌を切ってしまい血が出てしまったり、場合によっては跡が残る可能性があります。
一方シェービングは、刃は直接肌に当たりませんが、その分剃れる毛も短くなってしまい、他の方法と比べ処理後の持続時間が短めです。確実で安全な方法であれば、サロンや美容クリニックで顔の永久脱毛という方法もありますが、こちらは値段が高く手が出しにくくなっています。
自宅で簡単にできコストもかからない、顔脱毛シートはそんな方に人気の脱毛方法なのです。
髭脱毛シートの使用方法
脱毛シートは正しい使い方をしなければ、肌にダメージを与えてしまったり思うような効果が得られない可能性が出てきます。まず、脱毛シートを貼る前の準備が必要です。シートはある程度の長さの毛でなければ貼り付かないので、シートを使う前はムダ毛処理を控えましょう。
使用する前に、顔を温めて毛穴を広げます。毛穴を広げておくことで脱毛しやすくなり、痛みも軽減できます。顔を温める方法としておすすめなのが蒸しタオルです。水を絞ったタオルをレンジで40秒ほど温めるだけで簡単に作れます。
これを10分ほど顔の上に乗せ、毛穴を広げましょう。次に、脱毛シートを貼る部分の肌をキレイにします。汚れが付着していると思うような脱毛効果が得られず、更に脱毛した後の毛穴から汚れが入りこんでしまい、ニキビや炎症といった肌トラブルの原因になります。
シートを使う前はしっかりと汚れを落とすようにしましょう。洗顔後にシートを使う場合、洗顔料が顔に残らないようにしっかり洗い流します。このとき、水で洗い流してしまうとせっかく広げた毛穴が締まってしまうので、ぬるま湯で毛穴を広げたまま汚れを落としていきましょう。
肌をキレイにしたら、水気をしっかり拭き取り脱毛シートを貼ります。脱毛シートは中に空気が入らないように貼り付けましょう。シートの上から押さえつけるように、丁寧に貼っていきます。また、毛の流れは生えている方向に整えましょう。
逆方向になっているとシートを剥がすときに痛みが生じたり、毛を上手く捉えられず脱毛効果が得られない場合が出てきます。脱毛したい部分にしっかりテープを貼った後は、一揆に剥がします。剥がす前にもう一度シートの上から押さえつけ、毛の流れとは逆方向から剥がしていきましょう。
効果はあるのか

脱毛シートを使う上で気になるのがその効果です。シートに毛を貼り付け毛根から引き抜くのである程度の効果は期待できます。毛を剃っても剃り跡が気になる、ということもなくなるでしょう。また、カミソリやシェービングより効果は持続するので、毎日処理をするのが面倒という方におすすめです。
ただし、効果はあくまでも新しく毛が生えてくるまでの限定的なものです。永久的に脱毛できるというわけではないので、定期的に使用して毛を処理する必要があります。また、毛が太すぎたり逆に細すぎる場合、シートが上手く毛を絡め取ることができないので、思うような脱毛効果は得られない可能性があります。
脱毛シートの使用上の注意点
シートを使用する際にはいくつかの注意点があります。まず、使用前に必ずパッチテストを行ってください。シートに使用されている成分が肌に刺激となり、炎症などの肌トラブルに繋がる恐れがあります。特に顔は刺激に弱い部分なので、パッチテストは必ず行うようにしましょう。
脱毛シートを使った後の毛穴周辺はデリケートな状態になっています。このまま放置しておくと乾燥肌やニキビなどの原因になるので、シート使用後は保湿ケアをしっかりと行いましょう。毛穴に雑菌が入らないように、清潔に保つことも大切です。